オーディション通過とアピール|あなたの人生とオーディション

女優のオーディションを受ける手順を知っておきましょう

テレビドラマや映画などを見ていると、こんな風に演技をしてスポットライトを浴びてみたいと思う方も多いでしょう。女優という職業に興味を持ったら、まず調べたいのがどうしたら女優になれるのかということです。希望をすれば誰にでもなれるという職業ではありませんから、女優になる道は厳しそうだということは容易く想像できます。しかし実際に女優を目指すためにはさまざまな方法があるため、挑戦をしてみる価値はあるでしょう。まず女優に求められる力は、ドラマや映画、舞台などで与えられた役を自分の体を使って表現できるということです。単に台本に書かれたセリフを暗記して、その台本通りに話すというだけではありません。作品の中で与えられた役がどのような人物なのか、どのような人生を歩んでいるのかなど台本には書かれていないような細部まで自分なりに掘り下げて、監督と相談して人物像を作り上げ、その人物の人生を生きているかのように演技ができなければなりません。そのような力をつけるためには、表現力を磨き、演技の経験を積み重ねていく必要があります。

芸能界への入り口に立つために自分で挑戦できる方法としてオーディションがあります。芸能事務所や劇団が主催するオーディションでは、合格すると同時にその事務所や劇団に所属することになります。そして芸能事務所や劇団に所属する女優になれば、演技の勉強、マネジメントなどのサポートを受けることができます。そのほかドラマ、映画などでは、演者を募集するようなオーディションが行われる場合もあります。女優さんや俳優さんの中には、スカウトを受けて芸能界入りをしたという話をする方も大勢いますが、路上でスカウトを受けるという機会はそう滅多にあることではありませんから、スカウトを待つよりは、オーディションを考えるほうが確実です。

オーディションを受けることを決意したら、オーディションの情報を集約した専門雑誌やインターネットサイトなどをこまめにチェックすることから始めてみましょう。雑誌にもインターネットにも意外と多くのオーディション情報が掲載されていますから、その中から自分のキャラクターに合ったオーディションを選びましょう。とはいえオーディションは誰でも希望すれば受けられるわけではありません。まず書類審査を突破する必要があります。その審査が通らなければ、オーディションという土俵に上がることもできないのです。応募用の書類は一般的な履歴書ではなく、専用の用紙を使用して自分の個性がしっかりと伝わるように心がけます。自己PRでは以下のポイントを押さえて、自分自身を表現してみてください。まず1つめは、経験です。必ずしも演技の経験である必要はありません。例えばダンス、バレエなどのスポーツや語学などこれまでに打ち込んできたものがあるはずです。その経験を具体的に応募のきっかけに絡めて伝えることができれば、好印象を与えることができます。次に、自身の性格や人間性などもアピールしたいものです。こちらも経験に絡めながら自分自身をプロデュースするような気持ちで書き込んでいくのです。最後に将来の目標や意気込みを書いてまとめます。どんな活動をして、どんな存在になりたいかなど自分の将来的なビジョンを明確にしておくと良いでしょう。また、審査する上で審査員が重視する写真についてもどんなものが求められているかを意識して準備しましょう。添付する写真は胸から上を撮影したバストショットと全身の入ったもの2枚を用意します。この写真に目を留めてもらうことが大切です。

無事に書類審査を通過してオーディションにも合格してデビューをしたとしても、今度は役を勝ち取るためのオーディションを重なければなりません。晴れて憧れの女優になったとしてもオーディションはついて回るのです。ですから女優になるための最初のオーディションは、オーディション生活の始まりであるともいえます。以上のことを考えると、女優という職業は精神的にも肉体的にもタフでないと務まりません。