子役になるには養成所で演技や歌のレッスンを受けます
子どもをもつ多くの親が気になるのが、子どもの習い事です。子どもの将来の選択肢を広げるために、複数の習い事をさせる人もいます。最近人気のある習い事としては、ダンスや水泳、英会話などがあります。珍しい習い事でいうと、子ども用のレーシングカーを使ったカーレースなどもあります。特にグローバル社会といわれる昨今では、英会話は早いうちから英語に触れさせようと、0才から英会話スクールに通わせる親もいます。実際に早いうちから英語に触れると、話せるようになる子が多いようです。
また子どもの思い出になるようにと、子どもタレントや子役のオーディションを、記念受験する人もいるようです。子役になるためには、まず養成所が主催するオーディションを受けなくてはなりません。そのオーディションに受かると、子どもタレントとして、養成所でさまざまなレッスンを受けます。小さいうちからこのような養成所に入れることのメリットとしては、子どもの感性を磨くようなレッスンを受けることができるという点です。表現力を身に付けるために、養成所がさまざまな工夫を凝らして子どもの力を引き出してくれます。一般家庭で、絵本を読んだり、歌を歌ったりするだけと違い、多くの子どもと触れ合うことができるという点も良い点の1つです。
子役のオーディションは養成所に入っているときに紹介してもらいながら受けることがほとんどなので、まずは養成所に入る為のオーディションを受けなくてはなりません。まずは履歴書を芸能事務所に送り、書類選考があります。オムツなどの赤ちゃんモデルは、携帯で撮った写真を使って、そのままweb上で簡単に応募することができる場合があります。書類選考によって選ばれると、実際に養成所に行って面接審査を受けることになります。年齢が小さいうちは、赤ちゃんがよく笑うかどうか、大人の声に反応するかどうかなど、基本的に赤ちゃんの反応を見るだけですが、年齢が上がり幼稚園児や小学生になると、自分の特技を披露したり、オーディションに対する意気込みをしっかりと伝えることができるかといった点も見られることになります。ドラマや映画の子役を決めるオーディションは、これらの養成所に所属し、ある程度のレッスンを受けた後にチャレンジすることが多いです。子どもタレントの実力に応じて、養成所からそれらのオーディションへの応募を提案されることもあります。またオーディションがなく、直接ドラマや映画に出演することができる場合もあります。個人で直接そういった子役のオーディションを受けるのと比べると、レッスンを受けたあとで実力がついているため、合格率が上がるだけでなく、養成所を通すことで、大きなオーディションにもチャレンジすることができるというメリットもあります。またオーディションによって主役に選ばれなくても、審査員のプロデューサーや監督の目にとまることで、より活躍の場を広げることができます。
小学校入学の頃になると、ある程度自分の意志ではっきりと、したいものとしたくないものが言えるようになります。それまでにさまざまな体験をさせ、好きなこと、やりたいことを見つけていくのも良いかもしれません。子どもが嫌がる習い事は、親が無理に続けさせようと思っても続かない上に、身につきません。養成所に通わせることも含め、どんな習い事であっても続けるためには、金銭的負担がかかります。高校や大学と進学したときの資金もためる必要があり、子どもの教育費が多くかかることになるので、しっかりと子どもと話し合い、子どもの為になる習い事を見つけましょう。また、一度子役タレントになりさまざまな仕事を引き受けるようになると、毎日学校に通うことが難しくなり、授業をすべて受けたり、学校行事に参加したりといった、通常の学校生活を他の子どもと同じように送ることができない可能性もあります。その子にとって何が一番大切かを考えてあげる必要があります。